メリークリスマス♪
とはいうものの、今年は地味ーにワイン飲んだくらい。
ケーキも予約しそこねたし、わざわざ買いに行くのも…って感じで、ホント地味地味で。(^^ゞ
今週は役所詣で三昧でした。
銀行や郵便局や市役所や法務局。
移動時間と待ち時間の長さにうんざり。
あ、でも、おかげで読書が進んだかも!
なかでも「書楼弔堂」。
最近の京極作品はどーも読みづらくて、これも単行本で上梓されたときはスルーしちゃったんだけど、お、文庫になってる、装丁からなんか良さげな感じが漂ってくる──とほぼジャケ買い。
や、面白かったです。
巷の感想に「白い京極堂」とあったけどまさに(笑)。
博覧強記と怒涛のうんちくに丸め込まれるこの心地よさ。これこれこれだよなーという感じ。
連作で、作品の構成が規則正しく踏襲されていくシステム。
となると、毎回のゲストが気になってきて、これは誰? え、誰? えええー!?という楽しみかたも。
(特にラスト! ずるい! ずるいよそのゲスト!(笑))
ただ──というか、だからというか。
よくできてて、十分楽しめる作品であればあるほど、京極堂でこれをやってほしいーの思いがふつふつと。
凝りに凝った、もしくはねじれるだけねじれた事件を、口舌だけで快刀乱麻を断つごとく解決してほしい、説き解いてほしい、翻弄してほしい。
あの心地よさはもはや麻薬。
もう味わえないと思ってたけど、この弔堂を読んで、またまた期待が!