書かずにはいられないので書く!
「麒麟がくる」
最終回。
それでなくても濃密なのに、15分拡大なんて絶対酸欠で死ぬ。と見る前から思ってました。そして実際そうだった。
息を飲んで(つか、もはや無呼吸で)本能寺まで。
時系列を分断して「今現在」と「ちょっと過去」を並列して見せながら、回想もはさみ込みつつ、十兵衛と信長の最後の戦。
でも、本能寺という場で両者は直接には対峙しない。
が、ここまで見てきた視聴者には二人が刃を合わせるさまがはっきり見える。スゴイ。
とにかく異色だった染谷信長だけど、ものすごく納得させられた。
秀吉の、こわい、でもスゴイ、だけど嫌い──な造形も秀逸。
ラストはきれいにまとめたなという感じだけど、たとえドロドロの死に様でもここまで描いてきた十兵衛の清廉さ(と融通のきかなさ)が曇ることはなかったのではないかな。
いや、他にもいっぱい言いたいけど(本能寺後、誰も十兵衛のもとに馳せ参じないのは何でや!)(そもそもが究極の痴話ゲ……だから)、すっげおもしろかったです。
「俺の家の話」
面白いし、軽みがあって大好きだけど、寿一の閉塞感というか八方塞がりな感じがわが身に沁み過ぎて辛いかも…とか思っちゃった第二話。
しかーし!
第三話でそんなのぶっ飛ばしてきた!
スーパー世阿弥マシン、かっこよすぎてしびれたわ!
中が長瀬くん本人だと知ってさらに!
アクターさんでも全然問題ないけど、そこはやっぱりね。
ザ・ファブルが速攻で頭に浮かんだよ。(目出し帽で顔隠してても中身は岡田准一本人)
ストーリーは、ドラマとしてかなり危ういというか、難しい道を進んでると思うんだけど、なんか突き進んじゃいそうな予感。てか、突き進んで欲しい。
西田敏行演じるじゅじゅが良すぎて目が離せない。