先日(6/9)の「漫勉neo」、安彦良和回はすごかった!
毎回必ずとはいえないけど、これまでの回はほぼほぼ視聴してるし、今まで登場された漫画家先生にだってすげーと声出ちゃったことは何回もあったけど、この回は群を抜いてました。
なんつーか、安彦先生にだけ見えてる線がそこにあって、下書きの安彦先生はただそれをなぞってるだけという感じ。つまり、アタリやレイアウト線、消失点や遠近補助線はないわけじゃなくて、安彦ビジョンとして本人にだけ可視化されている、みたいな。
何万枚も描いてこられたからこその、修練のたまものだよね。
それにしても原稿は全部筆! ペン入れならぬ筆入れ!とか、ホワイトは使わないとか、およそすべてがナニソレナニソレの世界。はー。
(背景に至るまですべて)(未来世界の構造物でさえ!)
漫勉は絵(画業/描く技法)に特化してる番組だから、踏み込むのは演出面くらいまでで、物語の構成のしかたとかキャラ造形とかまではやらないけど、なんかこのテンションでそこらへんまでやってもらいたかった感がひしひしと。
つか、50分があっという間で、NHKプラスで再視聴しちゃったよ!