「ブギウギ」
あー、終わっちゃった。
最後まで、楽しかったなあ。
毎週末ステージがあった前半は特に展開が爆速で、でも引き込まれて、毎朝スズ子といっしょに泣いたり笑ったり怒ったり。
次々出てくる登場人物たちもみんな印象強烈で、ワクワクしながら見てました。
戦中、そして戦後、世間もスズちゃん自身も大変で大変で(仕事もプライベートも)。
そんなこんなを一緒に乗り越えた感が見てるこちらにもひしひしと。
最終週手前の、水城アユミとの「ラッパと娘」をめぐるあれこれ。
最終週の、羽鳥先生との「ほんとう」の気持ちのやり取り。
唸ったし、泣いたし、脚本すげーと感じ入りました。表現に関わる人達には、あの気持ちを抱くにいたったスズ子の境地は、きっと深く理解できるのでは?
と同時に、刺さらない人にはひじょうに理解し難いだろうなとも。(人形という言葉尻だけを捉えて曲解してる人も散見)
そもそも「ブギウギ」というドラマ自体、ものすごく刺さる人とそうでない人にきっぱり分かれてたみたいなので、これはもうどうしようもないことなのかなと。
(たとえばわたしは人気が高かったらしい前作「らんまん」が全くだめだったわけだし)
最終回は、スズ子の最後のコンサート。
懐かしい顔が客席を埋め、スズ子と、そんなスズ子をずっと見てきた視聴者へのご褒美みたいな贅沢で幸せな「画」でした。よかった。
何よりスズ子のスローな始まりの「東京ブキウギ」がすばらしかった。ブラボー!
ずっと、クセのある女優さんだなあというイメージだけだった趣里ちゃんが、今作で大好きになりましたヨ。ていうか、すごい人だった。こちらもブラボー!
ちなみに一番好きな曲はやっぱり「ラッパと娘」。
思い入れの深さが違う!(笑)
次点で「ジャングル・ブギー」。
衣装と振り付けがスズ子に抜群に合ってたのと、一度聞いたら一日中頭の中で鳴り響くフレーズにやられたので。
ああ、でも、「恋のステップ」も「センチメンタル・ダイナ」も「買物ブギ」も「ヘイヘイブギー」も、あああー…